髭脱毛の施術では火傷や肌荒れ等の副作用が起きるリスクはゼロではありません。
「髭脱毛したいけど、副作用のリスクが心配」
「もし施術で後遺症が起きたらどうしたらいいの?」
髭脱毛を始めたいが、上記のような不安を抱えている方もいると思います。
しかし髭脱毛の副作用は日頃からのケアで予防 できますし、正しい対応をすればすぐに治まる のでそこまで気に病む必要はありません。
今回は髭脱毛の副作用・後遺症に怯えて一歩が踏み出せない方のために、以下の3つを解説します。
- 髭脱毛で起こりうる副作用まとめ
- 副作用を事前に防ぐ3つの予防法
- 副作用が起きた時に取るべき3つの対処法
本記事を読んで髭脱毛で起こりうる副作用・対処・予防を熟知し、施術前の不信感を払拭しましょう。
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脱毛法別で分かる髭脱毛のリスク・副作用
髭脱毛で起こる副作用は、施術を行う脱毛法で異なります。
脱毛法ごとに起きやすい、髭脱毛の副作用のまとめがこちら。
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火傷 | ![]() 起きやすい | ![]() 起きやすい | ![]() 起きにくい |
毛嚢炎 (もうのうえん) | ![]() 起きやすい | ![]() 起きやすい | ![]() 起きやすい |
どろぼう髭 (皮膚内に 髭が残る) | ![]() 起きやすい | ![]() 起きにくい | ![]() 起きにくい |
硬毛化 (髭が太くなる) | ![]() 起きにくい | ![]() 起きやすい | ![]() 起きにくい |
埋没毛 (まいぼつもう) | ![]() 起きやすい | ![]() 起きにくい | ![]() 起きにくい |
上記表を見ると、髭の医療レーザー脱毛のバツの多さが目に留まるでしょう。
しかし医療レーザー脱毛は病院と同じ医療機関。
医師が常駐しているので、基本無料で診察や薬の処方 といった対応をしてくれます。
医師が細心の注意をはらいながら施術してくれるので、そこまでリスキーな脱毛方法ではありません。
脱毛サロンの場合、施術によって副作用・後遺症が起きても薬の処方などはなし。
自分で病院に通わないとダメだぞ。
脱毛によるトラブルは保険適用外。
髭脱毛は「美容行為」に当たるので保険は使えません。
実際に某クリニックへ問い合わせたところ、トラブルが合っても保険は使えないと伝えられました。
髭脱毛のトラブルで保険は使えないと覚えておきましょう。
【火傷】髭脱毛の照射時の熱によって起こる
火傷 | |
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髭脱毛でもっともポピュラーなトラブルが「火傷 」。
レーザーや光で肌が熱を帯びることが原因です。
特に熱を伴う医療レーザー脱毛や光脱毛に多いトラブルです。
- 医療レーザー脱毛・光脱毛
髭の黒色に反応するレーザー・光を照射する脱毛方法。
髭の色に反応して熱を加えることで、毛根の組織を破壊していく。
→火傷のリスクが高い
- ニードル脱毛
ニードル脱毛は毛穴に針を指して直接毛根を破壊する。
熱はほとんど発生しない。
→火傷のリスクが低い
特に髭が濃かったり毛量が多い人は、レーザー・光が反応しやすく火傷のリスクが高いです。
▼髭脱毛での火傷の詳しい予防法と対処法を下記のページからチェックしてみてください。

日焼け・乾燥肌だと火傷のリスクが高まる
日焼け・乾燥肌の人が髭脱毛を受けると、火傷のリスクが高まります。
火傷の原因 | |
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日焼け | ■光やレーザーが黒くなった肌にも |
乾燥肌 | ■肌の水分が少なく肌のバリアが |
上述した通りレーザー・光は黒い色に反応するもの。
肌が黒いと肌にも反応するので、肌が熱を受けやすいです。
また肌を守る水分が少ないと、髭脱毛の熱がダイレクトに伝わるので火傷のリスクを高めます。
日焼け肌・色黒の方でこれから髭脱毛をうけるなら、最新医療レーザー脱毛器「メディオスターNext Pro 」を選ぶのもあり。
メディオスターは髭の色に反応しない脱毛器です。
そのため従来の医療レーザー脱毛器よりも、日焼け肌への負担が高くありません。
外回りの仕事などで日焼けする機会が多い方はメディオスターでの髭脱毛を検討してみてください。

【毛嚢炎(もうのうえん)】髭脱毛で肌に負担がかかることが原因
毛嚢炎 (もうのうえん) |
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髭脱毛の施術後は、ニキビに似た毛嚢炎(もうのうえん)と呼ばれる後遺症も稀に起きます。
※毛嚢炎は症状はニキビと非常に似ていますが、症状を引き起こす細菌と起きる原因が違います。
【ニキビと毛嚢炎の違い】
ニキビ
アクネ菌が毛穴に詰まった皮脂を有害なものへと変えて起こる。
(※アクネ菌とは人間の体に常に存在している「常在菌」の一種で、皮脂を得てニキビを作る)
(参考:新宿駅前クリニック)
⇒アクネ菌が主な原因
毛嚢炎
⇒ブドウ球菌が傷ついた皮膚に感染することで起こる。
(※ブドウ球菌は皮膚にいる常在菌で、傷口に入ると炎症を起こす作用がある)
(参考:メディカルノート)
⇒皮膚に付着しているブドウ菌が主な原因
毛嚢炎は髭脱毛でダメージを受けた肌に菌が入ることで起こる症状。
ただ普通のニキビと症状は変わらないので、きちんとケアすれば3日もあれば 治ります。
施術後は髭がデリケート状態なんだ。
だから髭脱毛後に髭剃りをすると、毛嚢炎のリスクを高めるぞ。

【どろぼうひげ・硬毛化】照射パワーによって施術数日後に髭が濃くなる
どろぼう髭 (皮膚内に髭が残る) | 硬毛化 (髭が太くなる) |
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髭脱毛はそもそも髭を薄くするものですが、場合によって髭が濃くなる可能性もあります。
脱毛で髭が濃くなるのは、以下の2つの症状によるもの。
- 【どろぼう髭】
⇒照射の熱で肌がむくみ、皮膚に髭が残って濃く見える
- 【硬毛化】
⇒微弱な照射熱で毛根が刺激され、髭が成長して太くなって濃く見える
髭脱毛で髭が濃く見えるのは、髭が閉じ込められたり髭が照射熱で成長することが発端。
ただし上記2つの症状は、髭脱毛の効果が出ている証拠 です。
効果がなければ肌がむくむこともありませんし、髭が太くなることもありません。

髭が硬毛化する確率は、とあるクリニックの調べによると約10%でした。
>産毛の硬毛化勉強会レポート
対象患者数:543人
年齢:16~52歳
部位:顎ヒゲ、喉
硬毛化が見られた人:57人(引用:フェミークリニック)
このように髭の硬毛化は10人に1人が起こす身近な症状です。
【埋没毛(まいぼつもう)】肌が照射でダメージを受けて、皮膚中に髭が埋まる
埋没毛 (まいぼつもう) |
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皮膚の下に髭が埋まる埋没毛(まいぼつもう)は、ダメージを受けた毛穴が癒着することで起こります。
【埋没毛とは?】
埋没毛は読んで字の如く「皮膚内に埋まっている毛」。
毛穴がダメージを受けると、傷口を塞ぐように毛穴が閉じてしまいます。
その結果髭が皮膚中に閉じ込められて、抜けなくなる症状です。
上述したとおり髭脱毛は少なからず肌への負担があるので、毛穴が閉じるケースもあります。
主に髭剃りで起こりやすい症状ですが、脱毛でも発症リスクはあるので気をつけましょう。
毛抜・力いっぱい髭剃るなどの自己処理でも埋没毛は起きる。
施術前に埋没毛を生み出さぬよう、髭への対応は気を配ろう。

髭脱毛の副作用を起こさないための3つの予防法
ここまで紹介してきた髭脱毛の副作用は、日々の対策で発症リスクを抑えられます。
- 普段から保湿 を行い、肌を健康に保つ
- 外出時は日焼け対策 を施し、施術後の火傷を防ぐ
- 施術当日は髭剃り等の自己処理を控える
【予防法①】普段からの保湿で肌を健康に保っておく
- 火傷
- 毛嚢炎
髭脱毛の照射による肌への負担を軽減するなら、化粧水などで保湿する のが効果的です。
髭脱毛後は施術によるダメージが蓄積し、肌のバリアが弱っている状態。
火傷で炎症したり・毛嚢炎ができやすいです。
常に健康的な肌を保っていれば皮膚のバリア機能が十分に発揮され、副作用が起きるリスクを軽減できます。
髭剃り後・就寝前は化粧水や乳液でしっかり保湿して、髭脱毛の副作用予防に努めましょう。
【予防法②】火傷を防ぐため日焼け対策を怠らない
火傷
上述したとおり肌が黒いと火傷のリスクが高まるので、日焼け対策 は重要。
有効な対策方法は以下の3つです。
- 外出時は日焼け止めクリームを塗る
- 長時間外出するならサングラスで紫外線をカットする
- 化粧水・乳液で保湿する
特にサングラスは帽子よりも4倍以上紫外線をカットできます。
眼鏡屋さんで3,000円程度で買えるので、まだ持ってない方は1つは持っておきましょう。

【予防法③】髭脱毛の施術当日のヒゲ剃りは控える
- 毛嚢炎
- 埋没毛
施術直後の髭剃りは基本的にNG。
上述した通り施術後は、レーザーや光の熱で肌がデリケートな状態です。
髭脱毛直後の髭剃りは肌へより負担を掛けるだけなので、髭剃りは施術翌日から 行いましょう。
またカミソリよりも、刃が直接肌に当たらない電気シェーバーで髭を剃るとな尚良しです。

髭脱毛の副作用が起きた時に取るべき3つの対処法
実際に髭脱毛を始めて肌トラブルが合った際は、下記の対処方法を確認してください。
- 火傷・毛嚢炎
⇒軟膏などの塗り薬で患部を治す・悪化を防ぐ - どろぼうひげ
⇒肌のむくみが治まるまで放置する - 硬毛化・埋没毛
⇒髭脱毛を続けて解消する
【火傷・毛嚢炎の対処】軟膏等の塗り薬を塗る
髭脱毛による火傷・毛嚢炎は、軟膏を塗って治癒・悪化防止 に努めましょう。
火傷といってもレーザーや光の照射は、熱い鍋のように高温ではありません。
そのため軟膏は軟膏は市販のもので十分。
また医療クリニックなら塗り薬を処方してくれるので、手軽にケアできます。
サロンもクリニックも火傷防止のために、施術後に髭を冷やすケアをしてくれる店舗もあるぞ。
【どろぼうひげの対処】髭脱毛の効果が出るまで待つ
施術後に髭が濃くなるどろぼうひげに関しては、基本的に放置でOK 。
上述した通り、どろぼうひげはレーザーの熱で肌がむくんで皮膚内に髭が残った状態。
施術から1週間ほどでむくみが治まれば、自然と髭が抜け落ちます。
髭が濃くなるとつい抜いたり髭剃りで深剃りしがちですが、毛嚢炎・埋没毛の原因となるのでやめましょう。
【硬毛化・埋没毛の対処】髭脱毛で髭を薄くしていく
髭の硬毛化と埋没毛はどちらも髭脱毛を続けることで解消されます。
- 【硬毛化で髭が太くなる】
⇒太くなった髭にレーザーや光が反応しやすくなり、毛根へのダメージが増す - 【髭が皮膚に埋もれる】
⇒レーザーや光は皮膚の奥にも届くので、皮膚に埋まっていても髭は次第に抜ける
このように髭が太くなったり、皮膚に埋まっていても続けることできちんと効果が出ます。
副作用が出たからといって髭脱毛を辞めても症状は治りません。
髭の硬毛化や埋没毛が起きた場合でも、きちんと通い続けましょう。
髭の硬毛化に対する保証制度がある医療クリニックもある
髭の硬毛化は確実な予防方法がないので、不安ならはじめから硬毛化保証がある医療クリニック を申し込むのもあり。
保証制度があれば髭の硬毛化が起きても、基本無料で追加施術してくれます。
髭脱毛コース終了間近に硬毛化が起きても追加施術代はなし。
下記ページでは硬毛化保証があるクリニックも紹介しているので、目を通しておいてください。

髭脱毛で副作用を起こさないなら、日頃の髭のケアが重要
当記事で紹介したように髭脱毛にも副作用のリスクはあります。
髭脱毛のトラブルを回避するためにも、予防・対処方法は頭に入れておきましょう 。
▼髭脱毛の副作用に関する予防対策法まとめ▼
予防法 | 対策法 | |
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火傷 | ■保湿で肌を健康に保つ ■日焼けしない ■施術後の入浴や飲酒等は控える | ■軟膏を塗って治癒・悪化を防ぐ |
毛嚢炎 (もうのうえん) | ■保湿で肌を健康に保つ ■施術当日の髭剃りは控える | ■軟膏を塗って治癒・悪化を防ぐ |
どろぼう髭 | ー | ■自然に抜けるのを待つ |
硬毛化 | ー | ■髭脱毛を継続的に行う |
埋没毛 (まいぼつもう) | ■髭を抜かない・逆剃りしない ■施術当日の髭剃りは控える | ■髭脱毛を継続的に行う |
髭脱毛で起こるリスクとはいえ、きちんと対処しておけば大きな危険はありません。
今回紹介した予防・対策方法を参考に、安全に髭脱毛を始めてください。
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【髭脱毛で後悔しないために】
髭脱毛は肌トラブル以外にも、脱毛効果や痛みなどによる失敗談もあります。
下記ページでは後悔エピソードから、失敗しないポイント をまとめているので合わせてチェックしておきましょう。
- この記事の執筆者 -
マツオ
男性の人生を大きく変える、メンズ脱毛の有益な情報をお伝えします!
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