「髭脱毛は毎週通えば早く終わるのでは?」
このように考える男性もいると思いますが、一般的に髭脱毛には約1~2ヶ月ほどの間隔が必要 。
施術のスパンが短いと、髭脱毛の効果が十分に発揮されません。
今回は髭脱毛を効率良く進めるために、脱毛と脱毛周期の関係性を解説。
施術に通うベストなタイミングを理解して髭脱毛を進めていきましょう。
目次
髭脱毛に通う周期には「毛周期」が関わっている
髭脱毛が1~2ヶ月の間隔が必要な理由には「毛周期 」が関係しています。
毛周期とは以下4つの毛の生え変わりのサイクルのこと。
- 成長初期
- 成長期(脱毛効果あり)
- 退行期
- 休止期
この中で髭脱毛の効果があるのは成長期の髭だけです。
退行期や休止期の髭に照射しても意味がありません。
また成長期が訪れるのはは1~2ヶ月に1度。
効率よく髭を脱毛するなら、成長期の訪れにあわせて1~2ヶ月間隔で通う必要がります。
男性の体毛は女性よりも2倍伸びるスピードが早いんだ。
女性は体毛が1日約0.2mm伸びるのに対し、男性は1日0.4mmも体毛が伸びるんだぞ。
【①成長初期】細胞分裂によって新しい髭が作られる
皮膚の中で毛母細胞(毛を作る細胞)の分裂が始まる時期が「成長初期」。
新しい毛が生まれる時期で、毛細血管から栄養を取り込みながら髭が太く成長します。
ただし「成長」という言葉がありますが、成長初期の髭には脱毛効果はなし 。
まだ髭の土台を作り上げる毛が生え始める段階なので、レーザー・光を照射しても反応しにくいです。
【②成長期】髭脱毛の効果がある周期
上述でもご説明したとおり、髭の成長期は髭脱毛の効果がでる唯一の周期 。
成長初期以降に毛が伸びて皮膚表面から出てきているので、レーザー・光で照射できます。
【③退行期】毛を育てる器官と毛のつながりが弱まる
毛母細胞の分裂が止まると「退行期」へ突入。
髭の退行期では、毛乳頭(毛を育てる器官)と毛の繋がりが弱まり毛が上へ押し上げられます。
その結果、髭が毛穴から抜け落ちるといわけです。
【④休止期】髭が自然と抜け落ちる時期
「休止期」は毛と毛乳頭が完全に離れて自然に髭が抜け落ちる時期。
皮膚の表面上には髭が生えていませんが、毛根自体は生きています。
毛根が生きているとはいえ、毛が生えていないので髭脱毛の施術はできません。
休止期を終えたら再び「成長初期」へと移行し、髭が生え始めます。
成長期の髭が生えている毛根は、口周りにある毛根のうち約20%です。
残りの80%は「成長初期」「退行期」「休止期」のうち、いずれかの状態にあります。
つまり施術1回でしっかりダメージを与えられる髭も全体の約20% 。
少しずつ成長期の髭にダメージを与えるので、脱毛完了までには何度も通う必要があります。

【髭脱毛に通う間隔】施術を重ねると毛周期の間隔は長くなる
髭脱毛で定番の医療レーザー脱毛・光脱毛は、レーザーや光を髭に照射して毛根にダメージを与える仕組み。
照射を繰り返すことで少しずつ毛根の働きが衰えるので、髭脱毛を繰り返すと毛周期の間隔が長くなります 。
つまり施術回数ごとに通う間隔を調整すると、より効率よく髭脱毛できるということ。
髭脱毛の施術回数ごとの通うスパンがこちらです。
脱毛回数 | ![]() | ![]() |
---|---|---|
1~3回目 | 1ヶ月 | 1ヶ月 |
3~6回目 | 1ヶ月~2ヶ月 | 1ヶ月~2ヶ月 |
6~9回目 | 1.5ヶ月~2.5ヶ月 | 1ヶ月~2ヶ月 |
9~12回目 | 2ヶ月~3ヶ月 | 1ヶ月~2ヶ月 |
12~16回目 | ー | 1.5ヶ月~2.5ヶ月 |
16~18回目 | ー | 2ヶ月~3ヶ月 |
このように毛根が元気な髭脱毛初期(1回~3回目)までは、1ヶ月毎に髭脱毛に通うのがベスト。
毛根の働きが衰える髭脱毛終盤は、2ヶ月~3ヶ月間隔で通うのが効果的です。
髭が生えるのが早い方は、髭脱毛に通う周期を狭めても大丈夫 です。
上述で紹介した毛周期のサイクルは、あくまでも平均的な周期。
髭が生えるのが早い男性もいるでしょうから、そういった方は無料相談で施術頻度を相談してみましょう。
サロン・クリニックには髭脱毛の開始前に無料相談があり、その際に髭質や体質をチェックしてくれます。
髭の医療レーザー脱毛・光脱毛の痛みや詳しい効果を知りたい方は、下記ページをチェックしてみてください。
▼髭の医療レーザー脱毛

▼髭の光脱毛

「髭のニードル脱毛」だと通うペースは一定
前述のように髭の医療レーザー脱毛・光脱毛では、毛根の働きが弱まる脱毛終盤は通うペースを遅くします。
しかし髭のニードル脱毛は通うペースは一定です 。
そもそもニードル脱毛は毛穴に針を刺して電流を流す脱毛方法。
直接毛根を破壊するので、1度施術するだけで髭が永久脱毛できるほど効果は絶大です。
1度の施術で髭が抜けるので「毛根が弱まり毛周期が遅くなる」という事がありません。
髭のニードル脱毛は初めから最後まで、1~2ヶ月の周期で通えばOKです。

髭の毛周期が乱れる2つの悪行
ここまで解説してきたとおり、髭脱毛は毛周期に沿って行います。
そのため毛周期が乱れると、脱毛効果が十分に毛根に作用しません。
髭の毛周期を狂わす行為や習慣が以下の2つです。
- 髭をピンセット等で無理やり抜く
- ホルモンバランスを乱す不健康な生活習慣
【髭を抜く】成長期の髭に照射できなくなる
髭を抜くのは毛周期が乱れる1番の原因です。
もし抜いた髭が成長期の場合、次に成長期の髭が生えるのは約2ヶ月後 。
せっかく施術で照射できたはずの成長期の髭も、抜いてしまうと照射できません。
髭を抜くのは男のみが知る快感ですが、髭脱毛中は絶対やめましょう。
髭を抜くと毛周期が乱れるだけじゃなくて、髭が皮膚に埋まる「埋没毛」という症状の原因にもなります。
埋没毛の予防対策は下記をご参照ください。

【生活習慣の乱れ】ホルモンバランスが不安定な状態だと毛周期が乱れる
毛周期のサイクルは、髭の発毛の役割を担う男性ホルモンのバランスが関わっています。
※男性ホルモンとは《性欲増進・筋肉をつける》等の役割があるホルモン。
そのためホルモンバランスが乱れるような生活習慣をしていると、正しい周期で毛周期(成長期)が訪れません。
毛周期を狂わす生活習慣がこちら。
- 6時間以下の睡眠
- 過度なストレス
- 男性ホルモンを分泌させる「肉」中心の食事
- 過度な自慰行為
上記のような習慣に注意して、髭の毛周期が正しく周ってくるようにしましょう。
毛周期を守れば髭脱毛を有利に進められる
今回解説した通り髭脱毛に間隔が必要な理由には、毛周期が大きく関わっていました 。
- 髭脱毛に効果がある「成長期」は1~2ヶ月に1度訪れる
- 1回の施術で脱毛効果があるのは全体の20%ほどの髭
- 髭脱毛を繰り返すと、毛周期のサイクルは遅くなる
※医療レーザー脱毛・光脱毛の場合のみ
まずは皆さんの髭の伸びる早さなどをサロン・クリニックに相談してみましょう。
プロのスタッフに診てもらえば、より正確な髭脱毛の頻度がわかります 。
まだどこで髭脱毛を受けるか目星をつけていない方は、下記のおすすめの髭脱毛7選 をチェックしてみてください。
髭脱毛の条件や目的別でサロン・クリニックを紹介しているので、脱毛初心者の方でも選びやすいです。
⇒【髭脱毛で”絶対おすすめ”のサロン・クリニック7選】ヒゲ脱毛歴5年の私が三日三晩考えて厳選!
- この記事の執筆者 -
マツオ
男性の人生を大きく変える、メンズ脱毛の有益な情報をお伝えします!
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